LANDHAUS

阿曽藍人の記録、お知らせ、日々の泡。

つくる

ワークショップ 「土の玉のぼうけん」

現在開催中の「土の冒険のぼうけん」展の関連企画としてスペシャルこどもワークショップ
「土の玉のぼうけん」を行いました。

土のかたまりが子どもたちの手により土の玉に生まれ変わり、土の玉がアーティストこじまひさやさんの
手により大きな土の玉に変身するというマジカルでミラクルなワークショップとなりました。

ぼくは”玉つくりの得意なあそらんどさん”として子どもたちに玉つくりの方法を伝授しました。

山から掘ってきたままの原土のかたまりを砕き、水を加え、泥にして、そこに細かい土の粉
を加えながら練り上げるとやわらかい粘土になります。
そして泥団子をつくるように玉にして、そこに赤や黄土色の土で彩色していきます。

と、ここまでが土の玉つくりの工程。

はじまってみると子どもたちの創作欲の強いこと!
みんな壊すことが大好きとみえて土を砕く作業はみんな夢中になってハンマーを打ちつけ、
見事な土の粉を仕上げてる。何も教えないし、手本も示さないのにどんどんやるやる。
われ先と泥をこねる手つきや、彩色するときのアクロバチックな姿勢、変化そのものを
楽しんでいつまでも完成させることをしない姿に物づくりの原点を垣間見ました。

ワークショップ後半、こじまひさやさんがビデオカメラとターンテーブルと映写機をつかって
子どもたちがつくった土の玉に魔法をかけると、、、。

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僕の作品(土の玉)が子どもたちの土の玉に変身しました!
ふだんの展示で観てもらえないのが惜しいくらい、これは面白かったです。

2時間のワークショップ。みんなでつくりあげた「土の玉のぼうけん」でした。


「土の冒険のぼうけん」は絶賛開催中です。
とってもいい展覧会です。
ぜひ、今年の夏は多治見に遊びにいらしてください!



2016年7月23日(土)〜9月4日(日)
「土の冒険のぼうけんーMAGICAL MIRACLE CERAMIC」
岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
開館時間:10時~18時(入場は17時30分まで)
観覧料:一般500円(400円)、大学生300円(240円)、高校生以下無料
*( )内は、あいちトリンナーレのチケットをご掲示の方、および20名以上の団体料金
*障がい者手帳をお持ちの方および付き添いの方1名まで無料
http://cpm-gifu.jp/museum/


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焼く


掘る  乾く  砕く  浸す  乾く  焼く  


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土のメモ


どうはじまるのか
いつからはじまっているのか

どうおわるのか
いつがおわりなのか


掘りたての土は、たっぷりと水を含んでいる
言葉のない世界を感覚する


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大地の芸術祭

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新潟県十日町市

3月に訪れたときは一面、雪景色でした。

4メートル越えの雪の壁がここでは日常で、興奮してカメラを構えてると
通りがかりのおばあさんに「雪とってるの?」と笑われてしまいました。

5月、土を掘りに再び妻有へ。
大地を覆っていた雪はとけ、そこには圧倒的な風景があらわれていました。



大地の芸術祭 越後妻有 アートトリエンナーレ 2015に参加します。

会期     :7月26日(日)~9月13日(日)  50日間
開催地 :越後妻有地域 (新潟県十日町市、津南町) 70㎢
              www.echigo-tsumari.jp

      

お天気

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晴れた日には木を干そう。
さあ乾いておくれ。

てんで乾かなかった成形し終えた作品が
いっせいに乾きだす。

土に追われ、仕事がはかどる。
いそがしいったらありゃしない。

お天気が仕事する。
そういうの、気持ちいい。
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